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初めてマイホームを購入しようと考えた時、「マンションか、一戸建てか」「建売住宅か、注文住宅か」と迷ってしまう方は多いと思います。
マンションと一軒家の違いはわかりますが、よく聞く建売住宅、注文住宅、分譲住宅の違いがよくわからないという方も少なくないでしょう。
このように、住宅といってもさまざまな種類があります。人生最大の買い物ですから、買って後悔をしないためにもしっかりとポイントを押さえることが必要です。
この記事では、建売住宅と注文住宅の違いや、建売住宅のメリットやデメリットなどの情報を紹介します。ぜひ、参考にしてください。
まず、建売住宅とは、どのような住宅を指すのでしょうか。
そもそも「建売」ですから、言葉から「建てた住宅と土地を販売するもの」とイメージできます。販売するのは不動産会社で、完成済みまたは完成予定の住宅と土地をセットにしています。
では、建売住宅と同じようによく聞く「分譲住宅」というのがあります。
分譲住宅は不動産会社が広めの土地を買って、その敷地内に似たような家を建て、土地とセットで販売する住宅のことです。
ですから、「分譲住宅」はすでに建築済みの状態で販売されることもあるので、「分譲住宅」と「建売住宅」は、ほとんど同じ意味です。
では、「建売住宅」と「注文住宅」の費用の違いは何でしょうか。
建売住宅は不動産会社が建設した住宅ですが、注文住宅は施主の好みのデザインや要望に沿って家を建てていくことです。ですから、こだわりたい人には特におすすめですが、その分、高くつきます。
住宅金融支援機構が行った「2020年度フラット35利用者調査」によれば、注文住宅は10,161件、建売住宅19,691件と建売のほうが倍近いことがわかります。土地を含む注文住宅の平均所要資金は「4,397万円」、建売住宅の平均所要資金は「3,495万円」ですから、購入に必要な費用は建売住宅の方が安くなります。
理由は、建売住宅の方が効率的に建てられるから。打ち合わせや作業工程の効率化で人件費が押さえられることが影響しています。
上記のように1,000万円近くも安いということは、やはり設備が劣っているからと思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。不動産会社では設備の一括購入ができ、安く仕入れができるからコストを抑えることができるのです。
ここからは建売住宅のメリットを見ていきましょう。
建売住宅の最大のメリットは費用が安いことです。入居時にカスタマイズが不要なら、追加の費用がかかりません。
建売住宅の場合、実際に建ててある建物ですから、ひとつひとつ実際に確認することができます。その上で購入するかどうかを決めることができます。図面だけ見てもなかなかピンとはきませんが、実際に見て触れることで安心感が生まれるはずです。
入居までの期間が短いのも大きな特徴。建売住宅なら、契約をして、住宅ローンを組むだけで、すぐに入居ができます。子供の入学、転勤などが迫っていて急いで決めたい人には特におすすめです。
次に建売住宅のデメリットを見ていきましょう。メリットがあれば反対にデメリットもあります。しっかりデメリットも確認しましょう。
分譲地に建売住宅がいくつも建てられている場合、似たような家が並ぶことになります。外見だけでなく、内装も間取りも似ています。
すでに完成品ですから、設備のグレードも低~中程度のものが多く、壁紙やキッチンなどの仕様はほとんど選べません。万人受けする一般的な設備になっているので、こだわりたい人は満足できない可能性があります。
間取りや設備などが気に入らなかった場合は、リフォームが可能な建売住宅を探すことで解決します。
建売住宅はすでに建っているため、土地の状態やどのような工事をしていたかを確かめることができません。まず、地震大国ですから耐震性はどうなのか、さらに最近では豪雨・豪雪などが多くなってきたため耐久性なども気になるところです。土地が軟弱だった場合は、耐震性や耐久性に影響が出てくる可能性があります。
建売住宅というとのぼりが立っていて、声をかけられた経験もあると思います。多くの人が見学に訪れるので、見学した人は住宅の間取りを知っているということです。
福岡で建売住宅を選ぼうと思って、やみくもに探し始めてもなかなか決まるものではありません。絶対に譲れない条件は事前に明確にしておくことが大切です。
たとえば、もよりの駅またはバス停から10分以内、15分以内、空港線を使うから乗り換えが便利な場所…というように具体的な路線をあげてもいいでしょう。また、予算を指定したり、上限を決めたり…細かく決めておきます。
これくらい我慢しようと思っても、毎日家で生活するうちに我慢できなくなってしまうこともあります。後悔をしないよう、しっかりチェックしておきましょう。
・立地が悪い
・日当たりが悪い
・騒音
・間取り
・収納不足
・予算
これらを詳しく見ていきましょう。
立地は何よりも重要です。この点はしっかりとチェックしておきましょう。立地が悪いと生活自体が壊れてしまうことにもなりかねません。
・駅から遠くて通勤通学に時間がかかる
・買い物に不便
・川や水路の隣で臭い、氾濫したなど
・駅までのアップダウンがつらい
・夜になると真っ暗で怖い…等
通勤通学は毎日のことです。夜遅くなった時のことを考えて、電車やバスの時間をチェックすることも忘れないようにしましょう。さらに、中国、北海道、東北…など出張が多い人は空港までスムーズに行ける場所かどうかという点も重要です。
建てる前に場所の下見は可能ですが、その場合は担当の車や自家用車で向かいます。でも実際に毎日往復してみると、「帰宅時間帯の交通の便が悪い」「家までの道に街灯が少なくて怖い」など思っていたこととずれる場合も少なくありません。
また、あらかじめ、どの辺りならいいとサイトを一覧して、おおまかな位置を決めておくのも良いでしょう。検索キーワードがわからない場合でも、サイトマップを使うと調べたいことがわかるので便利ですから、有効活用しましょう。
建築基準法で日影規制や斜線制限が設けられていますが、季節によっては前の家で遮られてまったく当たらないということもあります。また、逆に日当たりが良すぎて真夏は蒸し風呂状態という恐れもあります。まずは、窓のある方角をチェックしておき、周辺住民の人に実際の日当たりについて聞いてみるのも手です。
静かだと思ったら、夜だけ、週末だけ営業している店もあります。時間帯によって騒音被害がある場合も多いので、周辺の店もチェックしておきましょう。
部屋数が多すぎて掃除が大変、スムーズに動けないなど、住んでみて初めて気がつく点もあるものです。風呂、トイレ、ベランダなどの位置が道路に面していたり、隣の家から見えないかもチェックしておきましょう。
収納スペースが少ないとたいへん不便です。ものは増えていくので、収納スペースはしっかりとチェックしてください。
このくらいどうにかなるだろう…と予算オーバーして家を購入してしまうと、後々ローンの返済が苦しくなるのは目に見えています。予算オーバーには気を付けましょう。予算が足りない場合は、新築でなく中古を検討するのも一案です。可能な限り無理せず支払いができる物件を選ぶことが重要です。
建売物件を購入する場合、そのエリアの相場というものがあります。まずは予算と相場を比べながら、希望エリアをある程度絞り込むことから始めましょう。
天神や博多といったエリアにも比較的行きやすい福岡市の建売物件の価格相場について調べ一覧にしております。もちろん、エリアだけでなく広さや立地条件によっても価格は違ってきますので、あくまでも目安として考えてください。
福岡市中央区:4,018万円
福岡市博多区:3,504万円
福岡市早良区:3,527万円
福岡市西区:3,621万円
福岡市東区:3,505万円
福岡市南区:3,418万円
福岡市城南区:3,485万円
福岡市全体の価格相場は3,521万円となっています。
中でも福岡市中央区は、利便性が高いため一番高価です。次に高いのが福岡市西区。まず、希望面積はどのくらい、何平米以上、または3LDK・4LDKなど必要な広さを頭に入れておきましょう。
ほかのエリアでは3,500万円台が相場となっていますが、天神に直結している福岡市営地下鉄や西鉄天神大牟田線の沿線は人気が高いため高くなる傾向があります。ちなみにJR鹿児島本線の価格相場は3,138万円です。
建売住宅はすでに立地や間取りが決まっていますが、購入後に後悔しないためにも、絶対に譲れない条件を決めておくことが大切です。大きな買い物ですから、後悔のないように、しっかりと確認を行いましょう。空き時間にネット検索をすることもいい情報収集になります。
この記事で建売住宅のメリットとデメリットを把握し、不動産で相談しながら理想の住まいに近い物件を選ぶようにしてください。