092-718-0315
営業時間:10:00-19:00
定休日:水曜日

コラム「福岡LIFE」

福岡市の不動産で倉庫探し! 気になる初期費用や選ぶポイントは?

知っとく不動産の知識 不動産売却

 

オフィス縮小やリモートワーク推進により、貸し倉庫が注目されています。商品を保管しておくだけでなく、利用しない荷物を置いておくなど、使い方はさまざまです。

倉庫を借りるためには所定の手続きが必要です。

今回は、倉庫を借りる時の手順やポイント、契約の流れや利用料金相場などの情報を解説していきます。

 

 

貸し倉庫とは

 

貸し倉庫とは、倉庫のスペースを貸し出すサービスのことです。

「倉庫業法」に基づいて貸倉庫業者が運営するものと、不動産賃貸業者が賃貸住宅などと同様に「賃貸住宅法」に基づくものがあります。

ただし、倉庫は人が住むことを前提としていないため、水まわり等も整っていないため、広いスペースであっても通常の賃貸物件よりも安く借りることができます。

貸倉庫はどちらかというと法人向けに貸し出している場合が多く、大型のものや、大量のものを保管をするときに利用することが多いため、倉庫全体を貸し出すような形態を取っています。

では、貸し倉庫とトランクルームはどこが違うのでしょうか。

貸し倉庫は運営会社によっては「レンタル倉庫」「レンタル収納」などとも呼ばれますが、倉庫全体を貸し出すサービスのこと。要するに場所を借りる契約になります。

一方、トランクルームは大きな倉庫を区切って複数の依頼者の荷物を保管するサービス。こちらは「倉庫業法」に基づき、『その全部又は一部寄託を受けた個人(事業として又は事業のために寄託契約の当事者となる場合におけるものを除く。)の物品の保管の用に供する倉庫』と規定されています。そのため、国土交通省に登録をしている業者のみが運営することができます。ただし、利用者が勝手に荷物を出し入れすることはできず、担当者が必ず立ち会うことが求められます。

レンタルボックスとは、荷物を保管できる収納スペースを借りられるサービスで、運営会社によっては「トランクルーム」「貸し倉庫」「レンタルコンテナ」とも呼ばれています。レンタルボックスは季節もののスキー板や、家に入りきらない荷物を置くために利用されることがほとんどです。保管場所は専用の建物、マンションなどで自由に使えるのが特徴ですが、その反面管理体制は一般的に緩いといえます。

 

  貸し倉庫 トランクルーム レンタルボックス
契約形態 賃貸借契約 委託契約 賃貸借契約
荷物の出し入れ 自由 申請が必要。業者が行なう 自由
荷物の保障義務 なし あり なし

 

貸し倉庫のメリット・デメリット

 

貸し倉庫は、スペースそのものを借りるだけなので、利用用途の自由度が高いのが最大のメリットです。ではここから、貸し倉庫のメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

貸し倉庫のメリット

・大きな荷物も預けられる

・大量の荷物でも保管できる

・時間に関係なく出入りできる

・出入りにスタッフが立ち会わない

・保管方法の制限がない

・用途の制限がなく自由度が高い

・倉庫内での作業等ができることが多い

 

貸し倉庫のデメリット

・荷物の保管に適した環境とは限らない

・荷物に関しては保障がない

・契約時に書類の提出や保証人が必要なこともある

・セキュリティ対策が不十分な場合がある。

 

貸し倉庫の種類と特徴

 

倉庫にはさまざまな種類がありますが、よく見られる主な以下の4タイプ。

・平屋倉庫
・多層階倉庫
・底床式倉庫
・高床式倉庫

ここから詳しく倉庫の種類を見ていきましょう。

 

平屋倉庫

平屋建ての倉庫。ワンフロアで天井が高いため、商品や資機材等の搬入出がしやすいという特徴があります。さらに何段にも荷物が積めるため、面積以上に費用対効果が高いということもメリット。事務所機能が付いていない、空調機能が付いていない物件も多くあります。倉庫の種類の中で最も物件数が少ない形態です。

 

多層階倉庫

複数階にわたるビル型倉庫。エレベータ等により荷物を移動でき、比較的軽い物品の保管に向いている倉庫。2階建ての場合は、1階が倉庫、2階が事務所というように使用しているケースが多いです。

 

底床式倉庫

倉庫の床面が周辺の道路や敷地と同じ高さにある倉庫のこと。そのため、トラックやフォークリフトなどの車両や重機がそのまま出入りでき、効率的に作業を行うことができます。デメリットは、雨や台風などの災害時に浸水被害を受ける可能性がある点です。

 

高床式倉庫

地面から高い位置に物を収納するため、ホコリが入りにくく、湿気の影響も受けにくいのが特徴。商品の品質管理では底床式倉庫よりも優れているため、衛生面が重視される食品などの保管に適しています。

 

貸し倉庫選びのポイント

では、倉庫選びをスムーズに進めるためには、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。

 

利用目的を明確にする

まず、借りる理由をはっきりさせておくことです。貸し倉庫は全国に数多くあるため、用途だけでも条件を絞っておかないと、スムーズに進められません。

たとえば、大きな荷物を保管したいなら、入口が大きくないとものが入りませんし、長期間保存するなら空調設備が整っていないといけません。このように必要な機能設備を備えた倉庫を選ぶためにも、単に場所が欲しいだけではなく、利用目的を明確にしておく必要があります。

 

借りる期間を決める

いつからいつまで倉庫を借りるのかという借りる期間を決めておくことです。貸し倉庫は契約期間が決まっていたり、更新が必要だったりします。

 

借りる場所を考える

どこに倉庫を借りるのかも重要です。地方郊外なら安く借りられますが、徒歩だと遠すぎるなど行くのに不便では好きな時に利用することができません。利用頻度に応じた場所を考える必要があります。

 

倉庫を借りる時の手順

倉庫を借りる手順は、賃貸物件と同じで、物件探し→候補物件の内見→申込み→審査→契約→引き渡しとなります。
申し込み時には、以下の書類が必要となります。
・申込書
・身分証明証
・会社概要
・会社の登記簿謄本のコピー
契約時に提出するものは以下の書類が必要です。
・会社の実印
・会社の印鑑証明書
・会社の登記簿謄本の原本

 

貸し倉庫に必要な料金内訳と相場

 

倉庫を借りるためには、どのくらいの費用がかかるのかを見ていきましょう。 費用は主に以下の3つです。

・初期費用 
・月額利用料金
・そのほか

ここからは倉庫を借りるときにどのくらいの費用がかかるのかを詳しく見ていきましょう。

 

初期費用

賃貸物件を借りる時と同様、礼金、敷金、保証金、契約手数料がかかります。借りるエリアや不動産会社によっても違ってきますが、一般的な初期費用相場は以下のとおりです。

・礼金:2~3カ月分

・敷金:3~4カ月分

・補償金:6カ月分

・契約手数料:1カ月分

このように初期費用は高額になるので、契約前にあらかじめ確認をしておきましょう。

 

月額利用料金

貸し倉庫の立地、広さ、条件、駐車場の有無によっても変わってきますが、都市部に近い、駅チカほど面積辺りの賃料は高くなります。 貸し倉庫の相場は屋内型なら1畳あたりで5,000〜1万5,000円、屋外型なら2,000~6,000円程度です。

 

そのほか

運営会社によっては、契約更新時に更新料が発生するケースもあります。また、期間の途中で解約した場合には、違約金がかかります。

 

まとめ

福岡県ではさまざまな貸し倉庫があるため、コスパ重視で選ぶことも十分可能です。

探す時には、まず、利用目的などをはっきりさせ、セキュリティや空調などの各種設備の有無もチェックすることが大切です。

不動産会社の前にあらかじめ、ネット検索をして相場を調べたり、掲載されている物件を調べる等情報収集を効率的に行うといいでしょう。

用途によっては交通アクセス等も考慮して徒歩でも利用できる倉庫や店舗用品用の倉庫など利用シーンに応じて様々な条件が出てくると思いますので、細かく検討していく必要があるかと思います。

ぜひ、福岡で便利に利用できる貸し倉庫を選んでください。

福岡の魅力レポート一覧に戻る
トップに戻る