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福岡で不動産取引をする場合。不動産仲介業者を通して行うこともできます。福岡市にもいろいろな不動産仲介業者がありますが、依頼するメリット・デメリットはどこにあるでしょうか?
また、実際に選ぶ段になったら、どのように選択すればいいでしょうか?
今回は、この辺の事情について紹介いたします。ぜひ参考にしてください。
Contents
福岡市で住まい探しにあたって不動産仲介業者に依頼するメリット・デメリットを見る前に、不動産仲介業者とはどのような存在で、どのような役割を演じるのかを確認しておきましょう。
不動産仲介業者は不動産の売買、賃貸において、売り主と買主、貸し手と借主の間に立って契約などの仲立ちをする業者です。不動産取引においては、専門知識、複雑な手続きを要するので、不動産仲介業者が側面からサポートしながら、契約成立への仲介を行います。
双方の間で晴れて契約が成立すると、不動産仲介業者に仲介手数料を支払うことになり、この手数料が収入になります。
不動産仲介業にて営業するためには資格が必要です。宅地建物取引士という資格で、一つの事務所で業務従事者のうち5人に1人は資格保持者でないといけません。
福岡市で不動産仲介業者に不動産取引の仲介を依頼するメリットを見てみましょう。次のようなメリットがあります。
それぞれの項目の詳細を見てみましょう。
福岡市で不動産取引を行う際に、不動産仲介業者に依頼すると、適正価格がわかります。
個人取引ではなかなか適正価格が把握しづらく、相場よりも安い価格で不動産を売ってしまう場合もあります。そうなれば、損をしてしまうでしょう。
不動産仲介業者に取引の仲介を依頼すると、福岡市の各エリアにおける適正価格に基づいた売り出し価格を提示してくれます。不動産仲介業者は過去の近隣の成約事例や情報網を通じて適正価格を判断。相場に近い金額で売買ができるよう手配してくれます。
マンション等の賃貸物件の仲介でも、管理状況や周辺状況も調査しながら適切な家賃を提示。貸主・借主にとっても釣り合いが取れた家賃で契約を結べるようにしてくれます。
不動産取引をするときは、様々な手続きがあります。かなり複雑な手続きであり、専門知識がないとうまくまとめられないものです。素人だけの手続きでは、うっかりミスをすることも考えられます。
もし契約でミスを犯して、違反にでもなれば、後でトラブルになることもあるでしょう。福岡市でもどこでも契約違反によるトラブルは避けたいところ。
そんな時に頼りになるのが福岡市の不動産仲介業者です。複雑な手続きも専門知識と経験でスムーズにこなしてくれます。不動産取引を行う当人同士の手間を大幅に軽減してくれるのです。
買主、借主を見つけるための手間もなくなります。不動産仲介業者に依頼すれば、もてる宣伝力で多くの候補者を探し、その中から適切な人を見つけてくれます。
個人で買主、借主を探す手間は大変ですが、不動産仲介業者なら効率的に候補者を探してくれるでしょう。
不動産取引を行う場合、重要事項の説明という作業があります。福岡市の不動産についても重要事項説明で契約上の大切なポイントを詳しく説明します。
ここでも不動産仲介業者に依頼するメリットがあります。契約書の作成や重要事項説明をしてくれるのですが、ここで告知義務に違反があった場合は、不動産仲介業者の責任になるのです。売主や貸主だけの責任にはなりません。責任の一端を担ってくれるということであり、肩の荷が少し軽くなりますね。
福岡市で不動産仲介業者に依頼するメリットを見てみましたが、デメリットもあります。次のようなデメリットです。
それぞれの項目の詳細を見てみましょう。
不動産仲介業者に不動産取引の仲介を依頼すると、仲介手数料が発生します。そのため、不動産が売れても、まるまる売却益が利益になるのではなく、一部差し引かれます。仲介手数料の上限は以下のようになっています。福岡市だけでなく全国共通です。
取引物件価格(税抜き) | 仲介手数料の上限額 |
400万円超 | 取引物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税 |
200万円~400万円以下 | 取引物件価格(税抜)×4%+2万円+消費税 |
200万円以下 | 取引物件価格(税抜)×5%+消費税 |
これは法律で定められた仲介手数料の上限額なので、これ以上の額を請求されることはありません。それでも、負担は負担です。
不動産仲介業者に不動産取引の仲介を依頼するときは、利益が幾分減ることは覚えておきましょう。
不動産仲介を福岡市の複数の業者に依頼できれば、買主が見つかる可能性が高まるように思えるでしょうが、仲介契約(媒介契約)の種類によってはできません。
不動産仲介業者との媒介契約は3種類あります。一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約です。このうち、専任媒介契約、専属専任媒介契約では、一社のみとの契約になります。他の業者には依頼できません。
ただ、考えようによっては一社契約のほうが熱心に売却活動をしてくれるものです。報告義務もあるので、状況も分かりやすくなっています。
不動産仲介業者に依頼する場合に注意したいのが悪徳業者の存在。悪徳業者は法外な仲介手数料を請求したり、成功報酬のほかにも報酬を求めたりする場合があります。料金以外にも様々なトラブルが起きることが考えられます。
残念ながら、福岡市にもそのような悪徳業者はあります。悪徳ということから、免許取消や業務停止になった業者も。
しかし、免許取消や業務停止になる前の段階でそのような悪徳業者に依頼してしまうと、大損害を被ることもあります。よくよく注意してください。
福岡市で不動産仲介業者を選ぶポイントを見てみましょう。次のようなポイントで選ぶのがおすすめです。
それぞれの項目の詳細を見てみましょう。
福岡市の不動産仲介業者を選ぶときは、宅地建物取引業の免許番号をチェックしてみましょう。国土交通大臣または都道府県知事から免許を取得している業者なら安心して依頼ができます。
免許番号のチェック方法は、各業者のWebサイトに載っているはずです。会社概要ページでご確認ください。
もし、宅地建物取引業の免許の取得状況がはっきりない業者に出会ったら、絶対に依頼してはいけません。
福岡市の不動産仲介業者を選ぶ際のもう一つにポイントが業務歴の長さです。業務歴が長いということは、不動産仲介の実績が豊富ということであり、信頼度も高くなります。
不動産仲介業者の業務歴は、免許の更新回数で分かります。免許番号の所を見てください。次のような表示になっています。
「国土交通大臣(○)第××××号」
○の部分は免許の更新回数を表します。「1」なら免許取得後5年以内、「2」なら、1回更新し5年目以降というように5年ごとに更新する仕組みです。
この数字が大きければ、福岡市での業務歴が長いということですから、知識やノウハウを豊富の持ち合わせているということでしょう。
ただ、業務歴の長さは一応の目安です。新しい業者でもしっかり仕事をしてくれるところはあります。業務歴の長さが絶対的な指標でないことは覚えておいてください。
これから依頼しようという福岡市の不動産仲介業者の信頼度を測る目安になるのが行政処分歴です。行政処分とは、宅地建物取引業法の違反行為によって行政から次のような処分を受けることです。
行政処分歴があるということは、過去に不正を行ったことがあるということです。もちろん、現在は更生してやり直している可能性はありますが、気になる履歴ではあります。
不動産仲介業者の行政処分歴を調べる場合は、次のサイトを利用してください。
福岡市の不動産仲介業者の行政処分情報についても調べられます。
不動産仲介業者に依頼をする目的は人それぞれでしょうが、目的に応じた業者を選ぶことが大事です。福岡市でも、次のような目的をもって業者を探している場合もあるでしょう。
各個人や家庭の目的に合った不動産仲介業者があります。不動産仲介業者によっても得意分野は異なります。自分の目的と業者の得意分野が一致すると、その後の取引がスムーズに進むでしょう。
今回は、福岡市における不動産仲介業者についての特集でした。福岡市で不動産仲介業者に依頼するメリットはいろいろあります。お客様が仲介手数料は負担しなければいけませんが、負担を考えても、利用によって手続きも進めやすくなり、トラブルも回避しやすくなります。不動産仲介業者に依頼するかどうか迷っている場合は、信頼できる業者を探して選べば、安心できますよ。