コラム「福岡LIFE」

福岡市で不動産をお持ちで、その不動産を売却しようという場合は、どのような手順を踏むかご存じでしょうか。不動産売却などそうあることでもないでしょうから、ご存じない方も多いでしょう。

 

そこで今回は、福岡市で不動産を売却する手順と条件良く売却する方法を紹介します。ぜひ参考にしてください。

 

福岡市で不動産を売却する流れ

 

福岡市で不動産を売却する流れを見てみましょう。

 

1. 福岡市に詳しい不動産会社に不動産売却の話を持ち掛ける
2. 相談に必要な書類を準備する
3. 不動産会社の価格査定を受ける
4. 不動産会社と媒介契約を結ぶ
5. 不動産会社に売却活動をしてもらう
6. 買主が見つかったら、売買契約を結ぶ
7. 物件を引き渡し、決済を行う
8. 確定申告を行う

 

不動産会社に話を持ち掛ける

福岡市に売却したい不動産がある場合は、福岡市に詳しい不動産会社に話を持ち掛けましょう。電話でも話は持ち掛けられますが、詳しい内容については対面で行うのがおすすめです。不動産売却では、不動産会社の雰囲気やスタッフの人柄などを見ることも大切だからです。どのようなお客様対応を行なっているかも判断材料の一つになります。

 

必要な書類を準備しておく

不動産会社に相談するだけなら手ぶらでもいいのですが、必要書類を準備して臨んだほうが詳しい話ができます。不動産売却の相談で必要な書類は以下のようなものです。

 

• 物件概要書
• 登記事項証明書（登記情報）、あるいは固定資産税納税通知書
• 間取り図および敷地測量図

 

価格査定をしてもらう

不動産売却の相談と同時に、対象不動産の価格査定をしてもらいましょう。価格査定は実際に不動産を売却するときに利用する数値になります。

 

価格査定には、机上査定と訪問査定があります。机上査定では、福岡市内での立地条件や路線価、および周辺の類似不動産の価格などを参照しながら価格を決定。机上査定の段階ではメールでもできるので、不動産会社訪問前におおよその価格も算出できます。

 

訪問査定は、不動産会社のスタッフが机上査定で分からないところまで福岡市の不動産を現地調査します。傷みやキズなどのほか、近隣とのトラブルなどを調べる場合や正確な不動産の価格を知りたければ、訪問査定を受けてみましょう。

 

不動産会社と媒介契約を結ぶ

福岡市の不動産会社による価格査定で折り合いがつけば、次は媒介契約を結びます。媒介契約には次の3種類あります。

 

• 一般媒介契約
• 専任媒介契約
• 専属専任媒介契約

 

それぞれの特徴を表にまとめてみましょう。

 

契約の種類	売主と買主の直接取引	複数社への依頼	依頼主への報告義務	レインズ登録の義務
一般媒介契約	○	○	なし	なし
専任媒介契約	○	×（1社のみ）	2週間に1回以上	あり
専属専任媒介契約	×	×（1社のみ）	1週間に1回以上	あり

 

一般媒介契約は自由度の高い契約方法ですが、状況が把握しにくい。不動産会社が売却活動を熱心に行ってくれない恐れがあるなどのデメリットがあります。

 

福岡市の不動産会社と専任媒介契約を結ぶと、1社との間の契約になるので、熱心に売却活動をしてくれるでしょう。状況の把握や管理もしやすくなります。ただし、不動産会社選びでは慎重になる必要があります。

 

専属専任媒介契約は最も制約が多い契約方法ですが、不動産会社の手厚いサポートを受けられる点がメリットです。福岡市の不動産会社と専属専任契約を結べば、買主も早く見つけやすくなります。

 

買主が見つかったら、売買契約

買主が見つかったら、調査をしたうえで買主との間で売買契約を結びます。売買契約は売主・買主・仲介業者が一堂に会して結ぶのが一般的です。

 

売買契約の前には、重要事項説明の読み合わせがあり、ここで詳しい内容確認をします。

 

売買契約にあたって必要な書類があるので、確認しておきましょう。売主の必要書類は以下の通りです。

 

• 実印・認印
• 身分証明書
• 登記済権利証
• 印鑑証明書
• 収入印紙

 

あとは、本人確認、手付金の授受、契約書への署名・押印です。

 

契約が成立したら、決済・引き渡しとなります。売主に住宅ローンが残っている場合は、融資先の金融機関との間で返済も併せて行います。

 

そのほか、不動産会社へ仲介手数料の半金・司法書士へ登記費用などを支払い、決済は完了です。

 

確定申告を忘れずに

不動産売却で得られた収入には税金が課せられるので、必ず確定申告をします。以下のような書類を取り寄せで、確定申告の準備をしてください。

 

• 福岡市区町村役場から住民票を入手
• 福岡市の法務局から建物・土地の登記事項証明書を入手
• 会社から源泉徴収票を入手
• 福岡市の税務署から確定申告書・計算明細書を入手
• 不動産売買契約書のコピーを取る

 

福岡市で不動産を高く売却する方法

 

福岡市で所有している不動産を売却する場合、少しでも高く売りたいと思うはずです。それにはどうしたらいいか、いくつかのポイントがあるので、紹介しましょう。

 

高く売りたいのなら、不動産仲介を選ぶ

福岡市の不動産を高く売却したいのなら、不動産仲介を選びましょう。

 

不動産売却の方法は2つあります。不動産仲介と不動産買取です。不動産仲介は不動産会社に売主と買主との間に立ってもらい、契約の橋渡しをしてもらう方法です。不動産買取は不動産会社に対象の不動産を直接買い取ってもらう方法。

 

このうち、不動産買取では早く不動産が売却できるのですが、売却価格が市場価格の7割程度にしかなりません。それよりは、不動産仲介のほうが高く売れます。

 

不動産の売却相場を調べておく

福岡市の不動産をいくらで売却するかについては、不動産会社任せになってしまうこともありますが、自分でも相場を調べておきましょう。

 

というのも、福岡市の不動産会社の中にも、相場から大きく離れた査定額を提示するところがあるからです。その場合、自分で相場を調べておかないと、提示された査定額が妥当なものかどうか分かりません。

 

では、福岡市の不動産の売却相場をどのように調べればいいかですが、西日本レインズ（西日本不動産流通機構）や土地総合情報システムのサイトを見る、固定資産税評価額を0.7で割って逆算するなどの方法があります。

 

希望売り出し価格は高めに設定を

福岡市の不動産を売却する場合に設定する希望売り出し価格は高めにするようにしてください。あとで、値引き交渉が行われることが多いからです。

 

最初から適正価格で売りに出すと、値引き交渉後にかなり低い金額で売れることにもなりかねません。そうなれば、かなりの損失になる場合もあります。

 

そのため、希望売り出し価格は少し高いくらいかなという額の設定しておくのがおすすめです。

 

内覧で魅力をアピール

福岡市にお持ちの不動産を高く売却するためには、その不動産の良さ、魅力を大いにアピールする必要があります。それができる場が内覧です。

 

福岡市内における立地や不動産の間取りについては、内覧しなくても購入希望者には分かりますが、実際の状況は内覧しないとつかめません。そのため、内覧には非常に関心を持っています。

 

内覧で不動産の魅力をアピールする方法はこうです。

 

• 室内外が整理整頓されている
• 水回りが清潔に保たれている
• 生活臭やペット臭などのニオイがない
• 庭や花壇などの手入れがしっかりできている
• 電球が切れていない

 

購入希望者が来るからといって、すぐに直せない部分もあるでしょうが、可能な限りいい状態の不動産を見せることがポイントです。

 

信頼できる不動産会社を選ぶ

福岡市で不動産を少しでも高く売却するために大事なのが信頼の置ける不動産会社を探すことです。

 

不動産会社の中には自社の利益ばかり優先するところもあります。また、不動産会社のスタッフの中にも自分の成績しか考えない人もいます。

 

そのような会社やスタッフにあたってしまうと、売却希望の不動産が希望通りに売れないこともあるでしょう。不動産売却では、不動産会社選びが最も重要な項目ともいえます。

 

ただ、実際にどの会社を選べばいいか、迷うこともあるでしょう。それなら、ぜひ西郷不動産までご相談ください。

 

西郷不動産では、これまでの経験と福岡の相場を常にチェックし、絶妙な価格設定を提案します。

 

物件の撮影を行うのはプロのカメラマンで、角度やレンズの選び方を工夫して、最大限の魅力を引き出します。

 

インスペクションも同社負担で実施。これにより、不動産の価値を提示でき、価格交渉を抑えられます。

 

西郷不動産ではこのような手順を踏み、福岡市で売却を希望する不動産を売主の希望通りの価格で売れるようにしています。

 

まとめ

 

今回は、福岡市における不動産売却に関する特集でした。福岡市で不動産売却を成功させようと思ったら、手順を知るとともに、少しでも高く売る必要があります。その方法もこの記事で紹介したので、ぜひ活用し参考にしてみてください。