コラム「福岡LIFE」

福岡市に事務所を建てたいけど、どういう契約の仕方をすればいいんだろう？と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では福岡市の不動産会社に賃貸物件で事務所を借りる方法について詳しく解説をしていきます。不動産会社に相談をする時に必要な内容や家賃相場についても紹介していきますので是非最後までご覧ください。

福岡市の賃貸物件で事務所を借りることはできる？

福岡市の賃貸物件で事務所を借りることはできます。賃貸物件で事務所を借りるためには、内見や申し込みをするだけでなく、事務所として利用をするために必要な契約書に同意をしたり、毎月決められた家賃を支払う必要があります。

事務所を賃貸で借りるメリット

事務所を賃貸で借りるメリットですが、福岡市はビジネスがしやすい街として人気があります。個人事業主だけではなく、法人としてビジネスをしていく際に「事務所」があることによって、信頼性が上がるメリットがあります。

勿論、賃貸物件として事務所を借りるためには、それ相応の家賃を支払う必要がありますが、銀行から融資を受けやすくなるメリットもあります。

不動産会社に相談をする方法について

ここでは不動産会社に相談をする方法について紹介をしていきます。福岡市の不動産会社に事務所の相談をするためには以下のように条件をあらかじめ決めておいた方がスムーズに進めることができます。どういった条件を決めておいた方が良いのか検索をしておくことで、物件を決めやすくなります。

下記では物件を決める際の必要な条件について紹介していきます。

賃貸物件の予算

賃貸物件の予算についてですが家賃以外にも支払わなければいけない費用があります。以下一覧が概要になっています。

• 保証金
• 共益費
• 仲介手数料
• 回線使用料
• 機材の購入費用
• 火災保険料
• 保証会社に対する保証料

このように毎月や毎年支払う必要がある費用というのがいくつかあります。そのため、契約時や契約後に毎月かかる費用というのを事前に把握しておく必要があります。またこれ以外にも必要な費用もあるため、予算に余力を残せるような決め方をする必要があります。

立地やエリア

事務所を契約する際には立地やエリアを決めておく必要があります。福岡市は基本的にはどこでもアクセスがしやすい環境にはなっていますが、自動車が必要な距離の土地に事務所を建てるのは立地が悪くなるため、駅から近い場所の方がおすすめです。

また事務所に顧客が来るのであれば、顧客目線で考えることも大切です。路地の間にあるような物件だと、交通が不便になってしまうので、そういう点でも考えるようにしてみてください。

物件の広さ

物件を決める時に重要なのが「広さ」です。事務所を契約する際に、何人で働くのか、オフィス内にどういう配置で机を置くのかをあらかじめ決めておく必要があります。オフィス内にスペースがなければ、仕事がしにくくなってしまうので、働く人数が決まっているのであればどのくらいの広さがあったら問題ないかを確認するようにしてください。

更にビジネスの業種によっては必要となる機材も異なってきます。そのため、働く人数だけではなく、余裕があるようにしてください。

設備内容

事務所内の設備もとても重要です。事務所に停められる駐車場があるのか、ネット環境がきちんとそろっているのか、空調やトイレなどに問題がないかをチェックする必要があります。

またそれ以外にも必要な設備があれば、あらかじめ優先順位を決めておくことでトラブルを起こす可能性を減らすことができます。更に必要な設備があれば相談をしておくことで、条件を絞って事務所を決めることができるようになります。

契約内容

事務所を決める際には「契約書」を確認することになりますが、契約内容もきちんと確認してください。契約書の項目によっては、不利なことが書いてあるケースがあります。退去時にかかる費用や契約解除に該当する項目など確認をしておかなければいけません。

変更してもらいたい場合は相談や交渉をする必要があるので、直ぐに契約をするのではなくきちんと全てチェックするようにしてください。

福岡市の貸事務所にかかる家賃相場は？

次に福岡市の貸事務所にかかる家賃相場について紹介をしていきます。福岡市で事務所を賃貸物件として借りる際に、どのぐらいの費用が必要になるのかチェックをしてください。

福岡市の平均的な賃料は1坪「11,086円」となっています。福岡市の中でも人気エリアの博多駅・天神駅周辺は基本的に全てのオフィスが埋まってるので探すのが大変な場合があります。

東京や大阪と比較をすると福岡市は1坪に対する賃貸料が安いのも特徴的です。

このように他の主要都市に比べると福岡市は賃料が安く、中心部以外だと事務所を決めやすいので探してみてください。またマンションをオフィスにしたいという人もオフィスとして利用して問題ないか確認するようにしてください。

オフィスの賃料の適切な計算方法

オフィスの賃料の適切な計算方法ですが、賃料を決める上で売上の10％〜20％で決めることが大切です。月にどれだけの売上があるかによって異なりますが、1,000万円の売上高があった場合に、粗利益率が30％だと「1,000万円×30％」の300万円の内の10％〜20％で計算する必要があります。なので300万円の10％であれば30万円、20％であれば60万円以下の事務所にする必要があるため、必要な経費を管理しておく必要があります。

またそれ以外にも事務所で働く従業員の人数によっても適切な広さを保つ必要があります。従業員が多ければ、狭い事務所だとコストに対してのパフォーマンスを落としてしまうことになるので注意をしてください。5人程度であれば15坪は必要になるので、目安として上記のような価格を確認をするようにしてください。

貸事務所の契約の流れ

ここでは貸事務所の契約の流れについて紹介をしていきます。

入居の申し込みに必要なもの

上記で紹介をした条件に当てはまった事務所が見つかったら入居の申し込みをする必要があります。個人でする場合は所得証明書や身分証明書などを用意する必要があります。法人の場合は登記簿謄本が必要になるので事前に情報を確認して用意をしておいてください。

契約時に確認するべき内容

契約時に確認するべき内容としては以下の部分に注意してください。

1. 家賃滞納の期間が2ヶ月以上になっているか
2. 解約に必要な申告が何ヶ月前から必要か
3. 敷金の返還が明確に記載されているか
4. 原状回復費用がどのように記載されているか
5. 契約期間内に解除した場合の違約金の有無

事務所の選び方を失敗しない方法

最後に事務所の選び方について紹介をしていきます。失敗しないためにはどうすれば良いのかチェックをしておいた方が良いので是非ご覧ください。

エリアの決め方

事務所がどこにあるかというのは大切です。顧客が確認する上でアクセスしやすい場所にあるか、博多区や中央区など人気エリアにあれば信頼性につながります。ですが、人気エリアは他のエリアに比べると賃料が高いこともあるので、余裕がない場合は駅が近い場所やビジネスがしやすい環境を選ぶようにしてください。

内見時にチェックする

内見時には間取りや回線状況などを確認する必要があります。また喫煙者がいる場合は、喫煙所があるか、同じ建物内の別のテナントなどもチェックするようにしてください。ビジネスをしていく上で問題がないかきちんとチェックをしておくことでトラブルや失敗をするリスクを最小限に抑えることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は福岡市の不動産会社の決め方について紹介をしてきました。福岡市は人気エリアが多くありますが、その中でも事務所を決めるためには条件を予め決めておいたほうが後々になって失敗することはありません。

予算や立地などどうしても外せない条件があれば、不動産会社に相談することも大切なので是非参考にしてみてください。