コラム「福岡LIFE」

ペットと一緒に住みたいけど初期費用がどのくらいかかるのか不安で検討することが出来ないという人は多いのではないでしょうか。実際に一人暮らしをするより、ペットと一緒に住む場合は家賃相場は高くなってしまいます。

ですが、どれだけの費用がかかってしまうのか分からない人は多いと思います。そこでこの記事ではペットと一緒に住む際にかかる初期費用の相場について詳しく解説をしていきますので是非最後までご覧ください。

ペットと一緒を住むなら家賃相場が高くなることを理解しておく

まず大前提としてペットと一緒に住むのであれば「家賃相場は高くなる」ということを理解しておいてください。過去に一度でも一人暮らしをした経験がある人であればわかると思いますが、1Kやワンルームでも福岡市内だと5万円程はかかってしまいます。

特に博多区や中央区に行くほど高くなってしまう傾向にあるのですが、福岡市でペットと一緒に住むのであれば、家賃だけではなく他にも色々な費用がかかってしまいます。

ですが大前提として家賃相場が高くなるのは物件オーナーにリスクがあるということを理解しておく必要があります。どういう理由で高くなってしまっているのかというと、物件を賃貸として貸し出す際に、ペットがどんなトラブルを起こしてしまうのかわかりません。

例えば犬を飼育する場合に小屋の中やトイレシートの中にきちんとトイレをするのであれば問題ないですが、失敗してしまうと臭いや汚れがついてしまいます。一度ついてしまった臭いというのは中々とることができないため、そういったリスクを抑えるためには家賃相場を高くしておく必要があります。

またトラブルが発生した時に対処しなければいけないのは物件オーナーや取り扱っている不動産会社です。なので必然的にペットが飼育できる賃貸物件は高くなってしまう傾向にあります。

ペット可物件の初期費用相場について

ここではペット可物件の初期費用相場について詳細をお伝えしていきます。ペットを飼育したいと言っても、ある程度の資金がなければ簡単には飼育することはできません。またそれだけではなく飼育する為に必要な条件というのもあります。

敷金

ペット可物件はペット不可物件より敷金を2ヶ月分取られるケースが多いです。理由は上記でも紹介をしたように部屋に汚れや臭いが残ってしまったり、ペットが壁などを傷つけてしまうリスクがあるため、予め2ヶ月分の金額を預ける必要があります。

一般的には敷金から減少回復費を引いた金額は差し戻されますが、状態が悪ければ足りないこともあるので注意しなければいけません。

礼金

礼金はペット不可の賃貸物件とあまり変わりありません。ですがペット可物件によっては礼金の金額が1ヶ月分だけではなく、上乗せされた金額が記載されていることがあります。これは賃貸物件によって異なるため、事前に確認をしておくようにしてください。

前家賃

前家賃というのは契約した月の分を日割り計算で支払う必要があります。引っ越し日が明確に決まっている場合は、月末に契約を持っていくことをおすすめします。理由としては1月1日に契約をして2月に引っ越す場合は、約1ヶ月分の家賃を無駄に支払うことになります。

それであれば月末の数日分の家賃だけで済ませることができるように調整をしておくことで無駄な出費を抑えることが出来るのでおすすめです。

仲介手数料

仲介手数料は賃貸物件を契約した際に不動産会社に支払う手数料になります。不動産会社の物件によっては仲介手数料が無料になっている場合がありますが、不動産会社が受け取れる金額というのは仲介手数料以外ないため、交渉をすることは問題ないと思いますが、無理な交渉をするのは辞めるようにしてください。

また仲介手数料は最大でも1ヶ月分となっています。それ以上の金額が記載されていることはないですが、万が一記載されていた場合は指摘するようにしてください。

火災保険料

火災保険料は賃貸物件を借りる際には必ず加入するようにしてください。建物と家財が火災によって失われた場合に保険に入っておかなければ大変なことになります。入らなくても火災が起きる事はないと思う方は多いですが、万が一がありますので注意してください。

鍵交換費用

鍵交換費用は前に住んでいた人と鍵の種類を変えるためにも変更しておく必要があります。相場は1万円から2万円までとなっています。鍵交換はあくまで「任意」ですが、不動産会社によっては強制していることもあります。

セキュリティ上のリスクを抑えるためには必要な費用です。もし支払いたくないという場合は不動産会社と相談をしてみてください。

今からペットを飼う人と既にペットを飼っている人の違い

次に今からペットを飼う人とし既にペットを飼っている人の違いについて紹介をしていきます。ペットの飼育をするタイミングによっては、条件に違反をしてしまう可能性もあるので注意しなければいけません。

入居時にペットを飼っていないケース

入居時にペットを飼っていない方でも、不動産物件によっては「ペット相談可物件」と条件に記載されていることがあります。これはペットを万が一飼育したい場合に、物件オーナーや不動産会社に相談をすることで認められるケースがあります。

ただ物件によっては家賃が今の金額より1万円程高くなるケースもあります。途中からペットを飼育したい場合は、今住んでいる物件で飼育する事が可能かチェックをしてみてください。

黙った状態で飼育をしてしまうと契約違反になってしまい、損害賠償が請求されることもあります。物件によっては原状回復の費用として敷金を追加で支払えば認めてもらうことができることもあるので、必ず相談をして決めるようにしてください。

入居時にペットを飼っているケース

入居時にペットを飼っているケースの場合だと、既に契約をする物件というのはペットの飼育に向いている環境になっていることが多いです。また近隣の住民とトラブルが起きないように、一定のルールが課せられていることも少なくありません。飼育しているペット同士が仲良くできるような施設もついていることがあります。

そういった点では相談をして飼育が可能になった物件だとトラブルの原因になることもあるので、注意をしなければいけません。

福岡市で不動産物件の家賃を抑えるコツを紹介！

最後に福岡市で不動産物件の家賃を抑えるコツについて詳しく解説をしていきます。

入居時に必要な条件をチェックする

家賃を抑える上ではマンションかアパートかを最初にチェックすると思いますが、その際に条件として以下の項目が必要かも確認してください。

• バストイレ別
• オートロック付き
• 敷金礼金ゼロ
• 洗濯機やエアコンが元から設備されているか

このように物件に住む上で部屋にこだわりがある場合は家賃が高くなるケースがあります。ガスコンロやオール電化など元からある設備で満足している人であれば問題ありませんが、家具を揃えたり、自分好みの部屋にする上で一定金額のお金がかかってしまいます。

一戸建てを希望している人はリフォームをして、自分の好きなようにすることも可能ですが、その分費用がかかるので注意をしてください。

アクセスの良いエリアに住むより移動できる距離で考える

福岡市に住むのであればアクセスの良いエリアに住むより移動できる距離で考えたほうが家賃を抑えることができます。中央区の1LDKだと10万円以上の家賃がかかることがありますが、駅チカの物件を探せば地下鉄で直ぐに博多や天神に行くことができるのでおすすめです。

最近の物件だと築年数が古くても綺麗な物件や同じ家賃帯でも広さが違う事も多いので、築年数が5年以下で敷金礼金なしのお部屋探しをしている人は、ペットを飼育できる環境かどうかもチェックしながら探してみるのをおすすめします。

周辺にペットと遊べる環境があるかチェック

福岡市には大濠公園など有名な公園がありますが、物件を決める際に周囲にペットと遊べる環境があるかチェックをすることも大切です。ペットの散歩をする時に周囲に公園があるのとないのではかなり変わってきます。なのでペットと遊ぶ環境がある公園が周辺にあるかどうかをチェックしてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は福岡市でペットと一緒に住みたい方に向けて、家賃を抑えてアクセスの良いエリアに住む方法と家賃相場について詳しく解説をしてきました。今回紹介をしたようにペットと一緒に住むのであれば、自分に合っている条件を探すことも大切ですが、費用のことも考えなければいけませんので是非参考にしてみてください。