コラム「福岡LIFE」

福岡市で不動産の購入を検討している方もいるでしょうが、どのような手順を踏めばいいかご存じでしょうか。準備するものは？費用は？など、知っておかなければいけない情報もあります。

そこで今回は、福岡市で不動産を購入するステップ、必要なもの、費用などについて徹底解説します。これで福岡市の不動産購入がスムーズに進むようになるという情報ですから、ぜひ参考にしてくださいね。

福岡市で不動産を購入する8つのステップ

福岡市で不動産（一戸建てやマンション・土地）を購入する8つのステップを解説します。次のようなステップになっています。

1. 情報収集・希望条件を整理する
2. 福岡市の不動産会社に購入相談する
3. 物件の見学をする
4. 資金計画を立てる
5. 購入申し込みをする
6. 不動産売買契約を締結する
7. 住宅ローンを申し込み・契約する
8. 残代金を支払い、引き渡しを受ける

それぞれのステップの詳細を見てみましょう。

1.情報収集・希望条件を整理する

福岡市で不動産を購入ということなら、まず情報収集をしましょう。福岡市のどのエリアにどのくらいの価格で不動産が売られているのか、物件の特徴はどうなっているのか、大まかな情報収集やサイト検索が必要です。

そのうえで、自分や家族のこだわりの希望条件を整理してみます。以下の点を確認してみましょう。

• 土地を探して家を建てるのか
• 新築一戸建てか中古一戸建てか
• 新築マンションか中古マンションか
• 福岡市のどのエリアが希望か（福岡市中央区や福岡市早良区や福岡市南区など）
• 駅近で便利か
• リフォーム済みか
• 価格の希望額はいくらか
• 駐車場はあるか

以上の点についてまとめておくのです。そうすれば、後で探すときに探しやすくなります。不動産会社にも指定がしやすくなります。

2.福岡市の不動産会社に購入相談をする

福岡市で不動産を買うとなったら、福岡市に詳しい不動産会社に購入相談してみましょう。すでに自分でも情報収集はしているにしても、専門家からの情報入手は非常に大切です。

不動産会社のサービスは充実しています。自身では把握しきれない物件情報、相場状況、売却状況などを一覧も持っていて、多くの選択肢を提示してくれます。

不動産会社には、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー、二級建築士などの資格を有するスタッフもいて、不動産購入に関して分からない点についても丁寧に説明してくれます。

福岡市の不動産会社に不動産購入の相談をするときは、次のような条件を準備しておくといいでしょう。

• 福岡市内の希望エリア
• 物件の種類（土地か一戸建てかマンションかなど）
• 広さや間取り
• 予算
• 購入方法（一括払いか住宅ローンかなど）
• 購入時期
  
  

3.物件の見学をする

福岡市の不動産会社から具体的な物件の提案があったら、物件見学をしてみましょう。間取りや写真を見ただけでは分からないことは、実際の見学でつかめます。物件の状態や周辺環境、設備なども直接見学して初めてわかるものです。

4.資金計画を立てる

福岡市の不動産会社に不動産購入の相談を持ち掛けて、具体的な提案もあるでしょうが、提案を受け入れようと思ったら、資金計画を立案する必要があります。

不動産は大きな買い物です。購入費用も大変高くなるので、資金計画はしっかり立ってなければいけません。

購入代金はもちろん、仲介手数料、税金、引っ越し代などどれくらい費用がかかり、どのくらいの資金を前もって準備できるのか確認しておきます。そのうえで、住宅ローンを組めるのか、組むとしたらどのような商品を選ぶのか、返済額などを決めなければいけません。

詳細な資金計画ができて初めて、本格的な住宅購入へ進めます。

5.購入申し込みをする

希望に合う不動産を不動産会社から提示されて、資金計画も立てられるようなら、購入申し込みをします。申し込み時には申込証拠金を預けることもありますが、申し込みを撤回した時に返却してもらえます。

購入申し込みをすると、不動産会社の宅地建物取引士から重要事項の説明があります。重要事項説明により、誤った認識による契約を防ぐのです。ここで物件の詳細情報や注意事項の説明が行われます。

6.不動産売買契約を締結する

重要事項説明を受けて、内容をしっかり把握し、納得ができたら売主と不動産売買契約を締結します。不動産売買契約の締結後は、契約書の内容に基づいて取引が行われます。内容に違反した場合は、違約金が発生することもあるので、契約書の署名・捺印の前に、改めて内容確認をしてください。

不動産売買契約の際には、手付金（契約金）や仲介手数料を支払います。

7.住宅ローンを申し込み・契約する

不動産売買契約が済んだら、住宅ローンの申し込み・契約をします。契約の前に審査があり、審査通過後に利用できるようになります。

住宅ローンをどこの金融機関に申し込むかですが、次のような候補があります。

• メガバンクの福岡市支店
• 福岡市の地方銀行
• 福岡市の信用金庫
• ネット銀行
• フラット35
  
  

8.残代金を支払い、引き渡しを受ける

住宅ローンの契約が結ぶ、あるいは自己資金が準備できる場合は、売り主に残代金を支払います。これで、不動産の引き渡しとなりますから、あとは引っ越し・入居です。

なお、残代金の支払い時、引渡し前に所有権の移転登記も行われます。

福岡市の不動産購入で必要な書類

福岡市の不動産購入にあたって必要な書類があります。次の段階ごとに必要な書類が変わってきます。

• 購入申し込み時
• 住宅ローン事前審査時
• 売買契約時
• 住宅ローン申し込み時
• 住宅ローン契約時
• 残代金支払い時、引き渡し時

各項目ごとの必要書類をチェックしてみましょう。

購入申し込み時

福岡市で不動産の購入申し込みをする際には、次のような書類が必要です。

• 買付証明書（購入の意思を示す書類。不動産会社が準備している）
• 本人確認書類（運転免許証、健康保険証、パスポートなど）
•  

住宅ローン事前審査時

福岡市の銀行やネット銀行などで住宅ローン事前審査時に必要な書類は以下の通りです。

• 事前審査申込書
• 本人確認書類（運転免許証、健康保険証、パスポートなど）
• 収入証明書類
• 物件に関する書類（物件概要書、間取図、土地公図の写しなど）
• 他の借り入れが分かる書類

売買契約時

福岡市の不動産会社で不動産売買契約を締結するときに必要な書類は次のようなものです。

• 売買契約書と重要事項説明書（不動産会社側が用意）
• 本人確認書類（運転免許証、保険証、パスポートなど）

このほか、印鑑（実印）、収入印紙（または印紙代）、手付金や仲介手数料の半金なども持参してください。

住宅ローン申し込み時

福岡市の銀行やネット銀行などで住宅ローンを申し込む際に必要な書類です、

• 借入申込書
• 団体信用生命保険申込書兼告知書（健康状態についても記入）
• 本人確認書類（運転免許証、健康保険証、パスポートなど）
• 収入証明書類
• 住民票（発行後3カ月以内のもの・同居家族全員の続柄が記してあるもの）
• 印鑑証明書（発行後3カ月以内のもの・借り入れ本人、連帯保証人、担保提供者各自分が必要）
• 他の借り入れが分かる書類
• 物件に関する書類（売買契約書の写し、重要事項説明書の写し、建築確認済証、登記事項証明書、物件概要書、間取図、土地公図の写しなど・購入する不動産によって変わってくる）

住宅ローン契約時

福岡市の銀行やネット銀行で住宅ローンを契約するときに必要な書類です。

• 住宅ローン契約書
• 抵当権設定契約書
• 住民票（発行後3カ月以内のもの・同居家族全員の続柄が記してあるもの）
• 印鑑証明書（発行後3カ月以内のもの・借り入れ本人、連帯保証人、担保提供者各自分が必要）
  
  

残代金支払い時、引き渡し時

残代金支払い時、引き渡し時に必要な書類です。

• 住民票（発行後3カ月以内のもの・同居家族全員の続柄が記してあるもの）
• 印鑑証明書（発行後3カ月以内のもの・借り入れ本人、連帯保証人、担保提供者各自分が必要）

ここまでに挙げた必要書類は最低限必要なものです。このほかに必要なものも出てくるでしょうから、詳細は各不動産会社や福岡市の金融機関で確認してください。

福岡市の不動産購入にかかる費用は？

福岡市の不動産購入でかかる費用は物件購入費だけではありません。そのほかにももろもろの費用が必要になってきます。代表的な費用な以下のようなものです。

• 福岡市の不動産会社に支払う仲介手数料
• 買主が売主に支払う手付金
• 売買時・ローン契約時に支払う印紙税
• 登記時に支払い登録免許税と司法書士への報酬
• 住宅ローン代金
• 保険代
• 税金
• 水道加入負担金
• マンションの場合は、修繕積立金
• 引っ越し代

いろいろな費用がありますが、福岡市に限らず、不動産購入ともなれば、あらかじめ十分な資金を用意しておく必要があります。

まとめ

今回は、福岡市で不動産を購入するステップや必要なもの、費用などの解説でした。福岡市に不動産を購入しようという場合は、事前に十分な準備をしておく必要があります。そのうえで、福岡市内の不動産会社に相談して、提案を受けてみましょう。準備が十分にできていれば、希望の物件もきっと見つかりますよ。